試験概要
栽培条件
- 圃場標高500〜800m(赤土・埴土)
- 定植日8月28日
- 収穫日10月18日(定植後51日目)
- 施用方法畝立て同時 機械散布(スジ状投入)
- マルチ全面マルチ被覆
- 管理定植前日にスミバイタルVを灌注
水はけの悪い土壌条件
水はけの悪い条件下において、機械によるスジ状投入とマルチ被覆を行い、保水・保肥効果を検証しました。
現場写真
機械による筋状投入・畝立て
トラクターのアタッチメントを利用し、畝立てと同時にEFポリマーを土壌混和・マルチ被覆する様子。
収穫物の比較
EFP区と対照区の収穫物の断面および根の様子の比較。
サイズばらつき半減で「量」よりも「質(均一性)」が向上
「量」ではなく「質」の向上:EFP施用区では平均重量は対照区とほぼ同じにもかかわらず、標準偏差が約半分(98.8 → 50.6)に低下し、サイズのバラつきが抑えられた。これにより、規格外品の減少や選別作業の効率化(歩留まり向上)が期待できる。
試験結果
| 項目 | 測定内容 | EFポリマー区 | 慣行区 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 平均重量 | 10玉平均 | 599 g | 593 g | 同等 (+1%) |
| 標準偏差 | バラつき指標 | 50.6 | 98.8 | 大幅改善 |
| 成分 | 単位 (mg/100g) | EFポリマー区 | 慣行区 | 残存率 |
|---|---|---|---|---|
| 窒素 (N) | 残存量 | 7.3 | 6.0 | 121.7% |
| リン酸 (P) | 残存量 | 152.9 | 113.8 | 134.4% |
| カリ (K) | 残存量 | 26.8 | 21.7 | 123.5% |
分析
「量」ではなく「質(均一性)」の向上
平均重量に大きな差はありませんが、標準偏差が約半分(50.6)に抑制されました。サイズ(重量)のバラつきが減ることで、規格外品の減少や選別作業の効率化(歩留まり向上)に直結します。
保肥力向上と減肥の可能性
収穫後の土壌分析において、N・P・Kすべての成分で対照区より高い残存量が確認されました。EFポリマーが養分の流亡を防いでいることを示唆しており、次作以降の減肥栽培の可能性が見出せました。
既存機械による省力導入
トラクターにアタッチメントを装着し、肥料散布・畝立て・マルチ張りと同時にEFポリマーを「スジ状」に投入。新たな工程を増やさず、既存体系の中でスムーズに導入可能です。
初期生育と活着
定植11日目時点での活着差は見られませんでしたが、その後の生育過程での水分・養分の安定供給が、最終的な「玉揃い」の良さに繋がったと考えられます。



