試験概要
栽培条件
- 品種恋ごころ(タキイ種苗)
- 播種日2025年4月11日
- 収穫日2025年7月25日(播種後105日)
- EFP施用方法元肥・耕耘時に投入
- 試験区2kg/10a 区、4kg/10a 区
- 比較対象EFP無し(主に土壌分析で比較)
現場メモ(運用上の示唆)
本事例は「多投入=万能」ではなく、用途(青果/加工)と 施肥(特に追肥)の最適化が成果の再現性を左右します。
現場写真
圃場風景
収穫物比較(2kg区 vs 4kg区)
土壌分析・データ(参考)
試験結果
| 規格 | EFポリマー 2kg/10a | EFポリマー 4kg/10a | 差分(4kgの優位性) |
|---|---|---|---|
| A規格 | 225 g/本 | 282 g/本 | +57g(+25%) |
| B規格 | 151 g/本 | 330 g/本 | +179g(+118%) |
| 項目 | EFPなし | EFP 2kg/10a | EFP 4kg/10a | 所見 |
|---|---|---|---|---|
| 窒素 (N) | 0.7 | 2.0 | 1.8 | 2kg/4kgとも高め(保持の示唆) |
| リン酸 (P) | 37.4 | 44.9 | 30.1 | 2kg区で向上、4kg区は低下 |
| 加里 (K) | 38.1 | 41.3 | 37.0 | 微増・維持(投入量で傾向差) |
| 石灰 (Ca) | 138.2 | 159.6 | 153.0 | 保持力向上の示唆 |
| 苦土 (Mg) | 140.0 | 133.4 | 132.9 | 同等〜やや低下 |
| pH | 5.3 | 5.5 | 5.3 | 次作で要検討 |
分析
肥大(重量増)と用途適性
4kg区は重量最大化に有利。加工用途など「サイズ/重量」重視では投資対効果が出やすい可能性があります。
保肥力と施肥設計の最適化
収穫後土壌でN・Caが相対的に高め。EFP使用時は“効きが強い前提”で追肥を見直す余地があります。
品質課題(烈根)への注意
生育が良すぎる場合、追肥(量/回数/タイミング)と相互作用し烈根が出る可能性。慣行設計のまま適用しないことが重要です。
次作に向けたpH設計
収穫後pHが低下しているため、石灰資材や施肥設計の見直しにより、次作での根張り・養分可給性を安定化させることが推奨されます。



