記事: 乾燥ストレスに強い畑へ —— EFポリマーの使い方と事例

乾燥ストレスに強い畑へ —— EFポリマーの使い方と事例
ここ数年の高温と少雨で、「播種したそばから表土が乾く」「潅水の手が回らない」といった声をよく耳にします。結果として発芽のばらつきや欠株、黄化、等級の不安定さにつながりがちです。
まずはお知らせです。EFポリマーの取り組みがAGRI JOURNALに掲載されました。
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千葉県内の圃場における肥料混和5kg/10aという使い方で、発芽・活着の安定やかん水作業の余裕などの手ごたえが紹介されています。
本記事では、その掲載事例を入口に、他地域・他作目の使用事例もあわせてご紹介します。
各地の圃場から
EFポリマーは、オレンジやバナナの皮など植物由来・完全自然由来の原料から生まれた、環境にやさしい土壌保水・保肥材です。土に混ぜておくと、降雨やかん水の水分をいったん抱え、土が乾いてくるタイミングで周辺の土へ放出します。根の近くに水と養分の小さな“貯蔵庫”をつくるイメージで、播種〜活着の大事な時期を静かに支えます。
使い方はシンプル。いつもの施肥に混ぜるだけ。 作期のあいだは吸放水サイクルが続き、使用後は約1年で水とCO₂へ分解されて土に残りません。
各地のEFポリマー使用圃場では、、5kg/10a(圃場により2〜5kg/10a)を肥料に混和するだけの導入で、作目や天候が異なっても、発芽・活着のそろい、雨後の“持ち”の向上、かん水作業の負担軽減といった共通の変化が確かめられています。
ニンジン(神奈川)
条件:夏播き・粒状処方/EFポリマー5kg/10a
比較:無施用対照区と比較
結果:発芽率・揃いが改善の傾向を確認
ニンジン(沖縄)
条件:乾きやすい圃場
比較:0・4・8kg/10a の区画比較(0kg=無施用対照区)
結果:8kg/10a区で初期生育が速く、出荷保留率の低下・品質向上に寄与
玉レタス(沖縄)
処方:定植前にEFポリマー5kg/10aを施用
比較:同一圃場内の無施用区と比較(6か月で3作連続の観察)
結果:総収量+22%
コマツナ(群馬/有機JAS)
比較設計:EFポリマー 5kg/10a(31日観察、ハウス;無施用対照区)
結果:播種31日で株重が最大約1.6倍(5kg/10a区 vs 無施用区)
※効果の度合いは、土壌・気象・施肥体系・潅水管理により変動します。まずは小区画試験→段階導入で最適な用量・方法を設計してください。
“乾く畑”に、もう一つの選択肢を
近年の高温と少雨は、地域や作目を問わず「水が足りない」現場の声を増やしています。発芽のムラ、欠株、等級の不安定化、潅水作業の負担——これらはどれも、生産者の努力では制御しきれない環境要因から生まれる課題です。
EFポリマーは、そうした「乾き」に向き合うための自然由来の保水・保肥材として開発されました。果実の皮などの植物性原料を再利用し、土の中で水と養分を“いったん抱え、ゆっくり返す”。その単純なしくみが、根の環境を整えることで、結果として発芽・活着の安定や潅水省力化に結びついています。
今回ご紹介した事例では、ニンジン・レタス・コマツナといった異なる作目でも、共通して「初期生育の安定」「作業の余裕」「品質の均一化」といった効果が見られました。もちろん、効果の度合いは土質や気候によって異なりますが、いずれの圃場でも**“小区画からの試験導入”が確実な第一歩**となっています。
乾燥や高温が常態化しつつある今、EFポリマーは**“水を守る”という新しい営農の常識**を支える存在として、現場で静かに広がっています。
あなたの圃場でも、ぜひ一度お試しください。


